私の学力と司法書士試験の相性

資格試験のような長期タイプではない

私の学力は自分で言うのも何ですが、ある程度の平均は確保していると思います。

一応、高校ぐらいまでは頭がいいほうとの評価を受けていました。でもこれは少し違うんですけどね。

どういうことかというと、短期間で一気に集中する勉強や一夜漬けに強いということです。

ですから学校時代の中間・期末テストは必ず平均80点以上、大体90前後はキープしていましたし満点を取ったこともありました。そのため通信簿的な成績は上位に位置していました。

でも、実力テストになると順位は全体の半分以下か半分ギリギリ。

よって、頭がいいわけではないんですね。短期間しか力が発揮できない、むしろ良くないほうの部類かもしれません。

私が司法書士試験を受けるきっかけの一つとなった宅建の勉強も、短期間に詰めてやりました。その結果1発合格となりました。でもそのせいか今現在は宅建の知識は何も頭に残っていません。本当に身に付く、記憶に残る勉強の仕方はある程度の時間をかけてやり込むことが必要でしょう。

では5ヶ月という短い期間はぴったりではないか?となるかもしれませんが、司法書士試験の範囲は尋常ではありません。むしろこの膨大さでやってもやっても進まぬページと記憶量。ただ妙に焦るしかありませんでした。

私は大学受験でもまる1年まともに本気で勉強していません。授業をしっかり聞くタイプで、それ以外は特に予習・復習もしたことがありません。中間・期末試験のときだと本気で2週間ほど勉強する。それの繰り返し。本気で5ヶ月勉強しようとしたこと自体が初めてだったのです。

その初めての経験は意外なほどに苦労し馴染めませんでした。そのときは仕事をしていなかったので時間的余裕はあったのですが、むしろありすぎて全く集中力が続かず、思ったように勉強できない焦りがさらに集中力を欠かせる悪影響のスパイラル地獄でした。

学校の成績がよかったからといってこの試験に受かりやすいとは言えません。実際に高卒で勉強をこれまであまりしてこなかった人もどんどん合格しています。

私のようなタイプは旧時代の就職活動には向いた勉強特性だったでしょうが、司法書士のような膨大で緻密、横断的に知識が必要な勉強は全くもって不得手というわけです。

ですから、自分は頭が悪い、学歴がないから難関国家資格は難しいと考えるのは損なことです。学校の横並びのまったりした勉強はできなかったとしても、この資格のような勉強に大いに力を発揮するかもしれませんよ。

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