司法書士試験だけではなく、弁護士もそうでしょうが、答練は受けておいたほうがいいとよく聞きます。
でも逆に受けなくても合格している人はたくさんいるようですし、必要ないとまで言う人もいるようです。
私の場合、答練は必須ではないと感じます。結局は人それぞれで、実際に答練を受けていた合格者の人が、もし答練を受けていなかったら不合格だったかとはなかなか想像しにくいですし、必ずそうなる、そうならないということにもなりそうにありません。
ただ私の経験から言って、私のようにまだ司法書士試験の勉強が半分も理解できていないような人は受けると逆効果と思います。
私はそんな状態で受けたため、受講後はこんな問題も出る!こんな知らない論点も出るとややパニック状態になりました。そもそもそこで慌ててどうにかなる状態ではなかったのですが、おかげでさらに脱線してぐちゃぐちゃになりました。
過去問もろくに解けないのに、答練で出てきた難問の解読に必死になり、あっちもこっちもと手を出したため、答練を受けてからの勉強は、次の年の受験へのステップにも下地作りにもなりませんでした。正直、無駄な勉強だったと痛感します。
これは、過去問をしっかりとやっていないため、本試験のレベルと、この試験で問われるような問題の特徴・傾向を分かっていなかったためだと思います。
こんな状態での答練は、全くもって無駄。これなら過去問にしがみついていたほうが、どれだけ1回目の受験で良い点数が取れたか分からないくらいです。ほんと無駄でした。
まあ、今となって、なるほどね、と振り返られる現状が唯一の収穫と言えばそうなのかもしれません。
不安になればなるほど、いろいろと新しいものに手を付けたくなるのが難関試験の病気とも言える受験者病で、これにはまると合格は遠いなあという印象です。
あなたがまだ過去問もろくに解けないひよっこレベルの司法書士受験者さんなら、慌てて答練を受けることは必要ないでしょう。むしろ混乱して私のように無駄な勉強をすることになるかもしれませんよ。