司法書士試験の過去問と言えば、やはりLECの合格ゾーンが有名みたいですね。
私がよく行く大きな本屋さんでは、LECの過去問は正面を向いて陳列されていますが、東京法経学院は縦に入れられているため、背表紙しか見えていません。たぶんLECのほうが売れるんでしょう。
実際に使ってみた感じでも、LECの過去問のほうがずいぶん親切な作りになっています。
問題と答えは必ず見開きで一緒にならないようになっています。答えが見えてしまう問題はありません。
文字は小さめですが、読みにくいことはありません。その分、各問題の解説文ごとの間隔が取られているため、むしろ読みやすいでしょう。
解説文も分かりやすいです。図説も結構多くて、いきなり過去問から初めても何とかなるほどです。掲載年数も多いので、過去問中心で勉強するにはちょうどいい問題集だと感じました。
少なくとも私みたいにいきなり過去問のみで勉強したような人間には、東京法経学院のものよりLEC合格ゾーンがおすすめです。これでいきなりやっても多少は理解できる気がします。東京法経学院のは知識無しで進めるには無理がありましたから。
合格ゾーンは掲載年数昭和50年代からとかなり網羅しています。あまり昔の問題は出ないし意味がないと言う人も多くいますが、問題を解くアプローチは参考になりました。解説に意味があったものと思います。ただ単にまた出そうな問題、論点を潰していくための使い方なら、自分で何年前以上の問題には手を出さないなどの工夫が必要だと思います。そうしないとかなりの量があってしっかりと回せないと思います。
私個人は端から端までの問題を解きました。もちろんこれはもう出題されないであろうと確信する問題がいくつも出てきます。でも解いていて無駄になる気はしませんでした。特に民法が苦手な私には古い問題も民法の解釈理解に役立ってくれたと思います。
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