足切りの無残さと対策

実力者がはまる落とし穴

司法書士試験は、受かるべくして受かるべき人が受からず、ボーダーラインの人が案外と受かったりする不思議な試験のようです。

もちろん、しっかりと準備して努力した人が受かりやすいのは当然の話です。

ただ、実力者でも結構はまってしまうのが足切りです。

足きりとは?

足きりとは、午前、もしくは午後、その総得点が一定の基準に満たないと、例え合格総合点に満ちていても不合格になる制度です。

ですから、午前で満点であっても、午後で足切りの基準点に満たなければ不合格になる、という悲しい制度です。

総合得点で合格であっても

私が知る合格者の話では、同期生の受験仲間で、彼、彼女は受かるであろうと言う人が、足切りで不合格になった、もしくは、初回は失敗、次は必ず受かるであろう、しかし実際は足切り…ということになっているとか。合格者自信でさえも、自分が受かったのは運もかなり占めるとこぼすほどです。

では、足切りと防ぐにはどうすればいいのか?

悩みだすとどうにもならない…

足切りにあったのが午前なのか、午後なのか?では、その引っ掛かった部分を重点的に対策すれば完璧?と思いますが、そうなると、今度はその反対の部分が忘却に襲われて疎かになり、違う部分が不足して不合格になるのではないか?新しい判例や論点で崩されるのでは…また落ちたらどうしよう…

といった泥沼のようなループに悩まされることになります。

合格者は言います。条文、過去問、これが基本だと。でも、それを100%信用して最後まで進むことさえ難しいのが司法書士試験のような気もします。

ましてや、足切りに合った人は、次はどうすればいいのか分からないともこぼします。

足切りはこのようにどうしようもない深い悩みと苦悩に引き落とす怖い制度なのです。

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