結果:不合格(午前:16 午後:21 ※全て曖昧な記憶により)
当然と言えば当然なのですが、一応本気度はAです。最上位はSということで。
つまりその年の2月から勉強スタートして、7月最初の日曜日の試験日に本番ということになりました。
5ヶ月というと季節が変わってしまうほどの期間であり、普通に考えればかなりの時間があります。しかもこのときは働いていないので、時間は全て勉強時間に当てられる、いわゆる専業受験生でした。
やった勉強はほぼ過去問オンリー。直前期は予備校の模試を取り寄せて解いてみる、本屋さんで売っている予想問題を解いてみる、さらにLECの模試に参加するといった流れで本番を迎えました。
ちなみに本試験の結果とLECの模試4回分の結果はほぼ同一でした。
午前はとにかく民法が意味不明でした。宅建で錯誤とかそういった総則基礎部分の知識はあったものの、司法書士試験レベルではただそれだけでは使い物になりませんでした。
そもそも過去問の解説が意味不明であり、当然本試験の民法なんて解けるわけがありません。
憲法は2問は合っていたと思います。完全に国語の問題として解いていたので、判例なんてほとんど知らない状態です。これはその後の受験でも同じ感覚で解いています。
刑法は全く勉強していません。刑法なんて、悪いことしたら懲役!逮捕!みたいなノリで一般知識でどうにかなるんでしょ?的なイメージがあったと思います。
しかしいざ解いてみると、一般常識ではどうにもなりませんでした。そんな単純なわけがないのですが、憲法がどうにかるのに対して刑法は全く歯が立たず、確か3問とも間違えたような…
商法・会社法も当然ダメ。ただ民法に対してとっつきやすい印象があったため、問題を解いているときに苦を感じてはいませんでした。
しかし条文なんてほとんど覚えていないので、印象より成績は悪くなっていました。ただどうにもならないという印象はこのとき感じていませんでした。その後、この商法・会社法に苦しむことになったのですが…
午後は以外に20点以上取れていて、来年には案外といけるんじゃない?といった好印象。
基本的に午後科目は暗記よりなので、5ヶ月でも過去問をただやっているだけでも、怪しい記憶ながら何とかなる問題も結構ありました。
しかしそれ以上は伸びない。当然でしょう。まぐれ当たりも多かったと思います。
不動産登記法に関しては個人的に不動産に興味があったせいでなかなかの成績。問題文もとっつきやすく、得意科目にできそうな雰囲気がありました。
商業登記法の得点は良くもなかったのですが、商法・会社法で感じた印象のように苦手意識はないものの成績いまいちといった感じです。
供託法はやればちゃんと解けるという印象でした。解けないのは分からないというより知らないだけという感じです。
司法書士法は意味不明。たった1問ですので、そもそも捨てていました。
問題だったのは民事訴訟法がらみ。
こいつはどうにもこうにも頭が拒否反応。過去問の解説を読んでも何にも分かりません。完全にこれが司法書士試験最大の敵だと感じました。しかも地味に7問あるし…
マイナー科目という扱いのようですが、これをマイナー扱いして乗り切れる雰囲気がないのは初受験ですぐに分かりました。相当厄介に感じました。
記述も一応5ヶ月の中で勉強しました。書式集を眺めたり書いてみたりといった勉強方法だけで、模試を軽く解いてみるというのを少しだけしました。
択一がしっかり解ければ記述なんて勉強しなくてもいけるでしょ?といった感じで臨んでいましたので、択一が98%、記述が2%くらいの勉強割合かなと思います。
どんな問題が出たのかさえ記憶がないのですが、不動産登記法は大枠はできていたと思います。ただ書式の書き方が曖昧なので、仮に択一突破しても得点になるかどうかといったところ。
商業登記法はさっぱりでした。添付書類もよく分かっていませんし、そもそもこの時は取締役の任期計算さえできていないレベル。募集株式の登記事項もちゃんとかけないような状態でしたので、ペンが進まない感じでした。
ただ択一がどうにもならないレベルなので、記述に関してはどうこう思うこともなく、択一ができるころには自然にできているだろうと気にも留めていませんでした。